これから無職になるのに研修に行った話。

なぜ今研修に行くことになったのか。

俺の会社はホテル関連のイベント会社。

都内の超高級ホテルに配属されたから、どこで働いているのか聞かれれば食い気味に答えるほど有名なホテル。

 

そこだけは今の仕事で自慢できるところだと思う。

 

そんな会社なのでここに2,3年のコロナはかなり会社にとっては痛手だった。痛手どころの騒ぎではなかった。

 

ただ社員には最低限の基本給だけは支給し続けてくれた。こういう点ではこの会社は社員想いなところはあるのかもしれない。それでも昇給、賞与は完全にストップしたため退職は相次いだ。

 

そんなことで社内の体制が不安定だったり、研修という密な空間を避けるために研修はずっと"延期"されてきた。

 

今年に入ってからも感染者が増えたり落ち着いたりを繰り返してきたわけだが、3,4月くらいは比較的落ち着いていたのではないだろうか。

 

そんなことで会社は会社的に最優先事項だったらしい2020年度新入社員合同研修を行うことを決めたらしい。

これからも「この会社で頑張ろう」という人のためにはいい研修だったと思う。

 

でも如何せん俺はあと二か月弱でやめるのだからやる気なんぞ当然ないわけだ。

 

一つ目の記事にも書いたように今の俺は表面的な表情や言葉を使う必要がない。

今の無敵の俺は偉い人にも笑顔でご機嫌取りなんぞしなくてもよいのだ。

うん、気が楽だ。

それでも研修自体はとてつもなく憂鬱で退屈だったけどまぁいいかと思えた。

 

ほぼ繋がりのない同期との再会。

 

一堂に会したのは内定式、入社式。たまにある別ホテルへのヘルプといった限定的なシチュエーションでしか会ったことはない。

中には仲いい同期もいるが、基本的には友達とは呼べるはずもない。

 

実際に今回初めて話す人も多かったし、初めて仕事をした。

そして分かったのは何とも言えない、仲良くなれない感。

中学生みたいな「うぇ~いw」とか言ってわき腹つつくやつとか、俺がよそ見てる間にちょっと触って知らんぷりする奴とか。

 

このブログで書いた限りだとかなり、人付き合いの悪い嫌な奴に思えるかもしれないがこれは今俺が無敵になってるからであって本質ではない。と言っておきたい。

実際は仲良さげな雰囲気を醸し出すのが得意なのだ。

いや同い年、同級生と話すのはかなり苦手かもしれない。

 

同い年と話すのが苦手だと仮定して、今回のことを振り返ってみれば仕方のない反応、接し方でないだろうか。

 

元々苦手なうえに今は無敵状態。

 

そんなシチュエーションなのだからちょっとの付き合いづらさを感じられるのは仕方ないと思ってくれないだろうか。

 

ここぞとばかりに親睦を深めたがっている他の同期たち。

辞めるから仲良くなったって意味がないと思っている俺。

 

研修終わりは飲み会が毎日あったらしい。

男だけ、女性だけ、その中でも少人数といった感じで三日間集まって飲んでいたらしい。

 

一日目、誘われたが「俺、横浜に住んでて家遠いからやめておこうかな」

実際俺は横浜に住んでいるし研修所は遠いから嘘はついていない。

ただ俺が断った理由は「家に帰りたいから」

 

二日目、この日に関してはもう声を掛けられる前に帰った。

誰よりも早くそそくさと帰った。

 

三日目、二日目と同様そそくさと帰りたかったが、なぜか一回集まる感じなってしまい抜けるに抜けられなくなってしまった。

当然誘われたが、この日は最終日。

これから会うことはない可能性のほうが高い。

そう思って「いや普通に帰る」といって強行突破した。

 

我ながら自分のことを書いておきながら嫌な奴だと思った。

さすがに嫌なやつ。

 

でも嫌な奴と思われてももう会わないんだからいいじゃない。

無敵な気持ちで研修を終えた。

 

ここ数日「今更」みたいな出来事が増えた。

またそれも記事にしていきたいと思う。